契約のしるし

 「そのとき、主はヨシュアに、火打石の刃物を作り
  もう一度イスラエルの人々に割礼を施せ、とお命じになった。」
                   (ヨシュア5章1節)
 神は、イスラエル人に、ヨルダン川を渡らせ、彼らの先祖アブラハムに与えると言われたカナンの土地に入らせました。(創17章8節)
 そのとき、神は、民に割礼を命じられたのでした。この割礼は、神がアブラハムと契約を結ばれた時、契約のしるし(創17:11)として、受けさせられたものです。その契約とは、「神がアブラハムを多くの国民の父とする。カナンのすべての土地を所有地として与える」でした。(創17:4,7,8)
 神は、モーセによって、出エジプトさせたイスラエル人とも、同じ契約を結んで下さいました。けれども、約束の地カナンを偵察した12人のうち10人が、神とモーセに反逆して、「自分たちが滅ぼされる」と民を説得してしまったのでした。民はエジプトへ戻ろうとしたのです。(民14章)これは、民が、神を軽んじ、締結した契約をも破棄してしまったと云う事です。その為に、当時20歳以上だった民たちには、神の契約を不義とした結果として、神は「カナンを見させない」と誓われたのでした。それで40年間、荒れ野を放浪させられ、その人々は全員、死にました。
 しかし、神は、この民を約束の地に入らせ、エリコを攻撃させられる前に、荒れ野で生まれた男子に割礼を施させるのです。それは、「神が、再びイスラエル人と契約を結んで下さる」との良い知らせ!今「神が、再びイスラエルを宝の民として下さり、カナンの土地を所有させて下さる」契約を締結して下さるという事です。
 皆さん、この人々も荒れ野で、40年間、背いたのでした。ですからこの割礼は、全く神の恵み、許しによる契約のしるしであったのです。